水回り 間取り

暮らす上で大切なのは効率の良さと快適さの両立です。主婦(夫)にとって、毎日する家事がもっと便利になれば負担も軽減できるのではないでしょうか。水回りとは、間取りの中で小さく仕切られた部屋のことです。10年後、20年後と長年使い続けることを考えて水回り中心の動線計画を考えましょう。そこで大切なのはキッチン、洗面、浴室、トイレの水回りが一直線に集中していることです。お料理をしながら洗濯など他の家事にも目を配ることができます。キッチンの近くに家事室や食品庫、洗面台の近くにランドリールームのスペースを接近させることで家事がしやすくなり、配管コストも抑えられ、メンテナンスも楽に済まされます。家事動線(主婦(夫)が家の中で動く道筋)と生活動線(生活していく上で家の中を人がどのように動いていくかを示す線)を分離させることで生活もしやすくなります。家事動線が家の間取りに最適化されていると、毎日の家事の時間と体力の負担も少なくすみます。また水回りの坪数では、洗面、浴室、トイレを収める4帖が最小限で、6帖あれば十分です。7帖以上あるとかなり余裕をもった間取りになると思います。

日当たりにも、家の南側は日当たりもよく1日の中でも温度と湿度の差が大きく変わる場所です。例えばキッチンを南側にすれば日中冷蔵庫に入れない食品の保存状態が悪くなったりします。また浴室や洗面台など湿気やすい場所は結露が発生したりカビが増殖したりします。こういった状況を考えると水回りを南側に配置するのはあまりよくないといえるでしょう。南側には明るい日差しが差し込むので、リビングや子供部屋を配置すると快適に過ごせます。

また1階と2階の同じ位置に水回り設備をもってくると配管の位置がスムーズになったり1階にいても排水の音が聞こえにくくなります。トイレを1階と2階異なる配置にすると配管ルート、音の問題、費用増などさまざまな課題があげられます。新築当初は壁の遮音性が保たれていますが、素材や建材同士の接合形成などで年々劣化し5年以上経つと感覚的に劣化が感じられます。よって排水の音が気になりやすくなるためトイレはリビングや寝室に隣接しない間取りがオススメです。また住宅の中心部に水回りを置くのはよくありません。すべての居室に対して湿気やカビの拡散を促し、家の劣化が早まる要素になります。水回りの自然換気が行われず機械式換気を導入しなければならなくなり費用負担増につながります。水回りの間取りを回遊できる間取りはキッチン、洗面台、ランドリールーム、トイレの間が行き止まりなしで移動できることです。

脱衣所を大きくとった間取りでは洗う、干す、取り込む、畳む、しまうという一連の動作に無駄をなくし一貫して行え、洗濯の時短にもなります。帰宅後お風呂に直行でき勝手口から洗面所、トイレ、お風呂を一直線に行けることができます。例えばお子さんが服を汚して帰って来ても、リビングを通らなくても洗面所で手を洗い、汚れた服を脱いでそのままお風呂に直行できます。子育て世代にピッタリな間取りです。洗面所に可動棚の収納スペースを置きタオルや洗剤、洗面所で使うものを出しっぱなしにすることなく収納できます。

水回りをまとめるメリットとしていくつかあげられるものとして

・料理をしながら洗濯、お風呂掃除ができる

・料理中に子供が一人でお風呂に入っても気を配れる

・配管工事や設備取り付けがまとめてできる

・コストが抑えられる

・お風呂掃除、トイレ掃除、洗濯を一直線上にできる

余分な時間を使わず家事がスムーズに行われることから、水回りの間取りの配置は集中していることが最も良いと考えられます。家族の生活動線と家事動線を考え、効率の良い間取りになると生活もより豊かになると思います。ぜひ参考にしてみてください。